40代に入ると、多くの男性が
「昔よりセットが決まらない」「髪が細くなってきた」
と感じ始めます。
これは決してあなただけではなく、多くの同年代が同じ悩みを抱えています。
美容師として20年以上男性の髪を見てきましたが、30代後半〜40代から一気に“ボリュームダウン”の相談が増えるんです。
なぜ髪がペタンとなるのか? 主な原因は以下の3つです。
- 髪の毛が細くなる:加齢により髪がハリコシを失う
- 頭皮環境の変化:皮脂分泌や血流が低下し、毛根に栄養が届きにくくなる
- AGA(男性型脱毛症)の進行:遺伝やホルモンの影響で毛根そのものが弱っていく
つまり、40代の「薄毛=ボリュームダウン」は自然現象。
でも正しいケアと工夫で“見た目の若さ”は取り戻せます。
今日からできる!ボリュームアップ方法
1. シャンプーを見直す
多くの男性が「安いシャンプーなら何でもいい」と思っていますが、ここが大きな分かれ道です。
皮脂を取りすぎる強いシャンプーは頭皮を乾燥させ、逆に毛根を弱らせてしまいます。
- ボリュームアップ系シャンプーを使う
- アミノ酸系で頭皮に優しく洗う
- すすぎ残しをしない
毎日使うシャンプーを変えるだけで、数週間後には「なんか根元が立つようになった」と実感できる人もいます。

薄くなる原因はシャンプーのやりすぎが原因かも。。
ホームレスは意外とハゲてない・・・
2. ドライヤーの使い方
美容師が絶対に伝えたいのが「乾かし方ひとつでボリュームは変わる」ということ。
- 髪を下から持ち上げながら乾かす
- 温風で根元を立ち上げ → 冷風でキープ
- 特にトップと前髪の根元を意識する
同じ髪でも、自然乾燥だとペタン。ドライヤーで根元を立ち上げるとふんわり。
たった3分の差で印象が大きく変わります。
3. スタイリング剤で錯覚を利用
ボリュームを演出するにはスタイリング剤の選び方も重要です。
- マット系ワックス:根元を立たせ、ふんわりした質感を作る
- ムース:全体に動きを出しやすい
- ジェル:ツヤが出るが、髪が薄い部分は光の反射で地肌が目立ちやすいので注意
👉 ポイントは「ツヤを出しすぎないこと」。
マット質感で毛束感を作ると、薄毛部分が自然にカバーできます。
4. 髪型の工夫
美容師として提案したいのは、カットでの錯覚効果。
- トップを長めに残す → ボリューム感を演出
- サイドや襟足を短くする → 対比でトップがふんわり見える
- 分け目を強調しない → 薄毛が目立ちにくい
例:
- ベリーショートで清潔感を出す
- ソフトモヒカンで縦ラインを強調
- 七三ショートでクラシックにまとめる
カット次第で「髪が増えた?」と錯覚させられます。
5. ヘアカラーで軽さを出す
意外と盲点なのがカラー。暗すぎる色は地肌とのコントラストで薄毛を強調してしまいます。
- 明るめのブラウンで全体を軽く見せる
- 白髪を無理に隠さず、グレーヘアを活かす
- 部分的にハイライトを入れて立体感を出す
カラーを味方につけるだけで「ふんわり見え」「若々しさ」が倍増します。
ライフスタイルでできるボリューム対策
髪は生活習慣にも大きく影響されます。
- 食事:たんぱく質(肉・魚・卵)と亜鉛(牡蠣・ナッツ)を意識
- 睡眠:6〜7時間の質の良い睡眠が毛根の成長タイム
- 運動:血流改善で頭皮に栄養を届ける
実際、食生活を改善しただけで「抜け毛が減った」というお客様も多いです。
それでも限界を感じるなら「AGA治療」
ここまで紹介したのは“見た目改善”と“日常ケア”。
でも根本的に髪のボリュームを取り戻したいなら、AGA治療が必要です。
- 内服薬(フィナステリド・デュタステリド):脱毛を抑制
- 外用薬(ミノキシジル):発毛を促進
- オンライン診療:通院不要で手軽に始められる
実際に40代前半で治療を始めた方は「まだ余裕でフサフサ」。
50代でようやく始めた方は「毛根が弱って効果が薄い」ケースも。
👉 だからこそ、「まだ大丈夫かな?」と思っている今がスタートラインです。
まとめ
- 40代の薄毛は「髪が細くなる+毛根が弱る」ことでボリュームダウンする
- シャンプー・ドライヤー・スタイリング・カット・カラーで改善可能
- 食事や生活習慣も髪に直結する
- でも根本解決にはAGA治療が欠かせない
今日からできるケア+未来の自分を守る治療
これこそが「40代からのイケオジへの最短ルート」です。
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